滝と東照宮 - 日光

旅行から帰宅して体調を崩し、写真をアップするだけになっていました。当家、と言うより小生にとっても初めての日光、なかなか良かったです。
 
滝は「華厳の滝」より「湯の滝」の方がワイルドで良かったですね。滝壺では吊りをしている人が沢山いましたし、天気の良さもあって「River Runs Through it」のワンシーンみたいでした。野性の鹿もいるし、、、自然はいい!
 
子供たちは川魚の塩焼きにはまっていました、、、ちょうど鮎釣りが解禁になったこともあり、行く先々で鮎、山女、虹鱒の塩焼きを食しました。小生も好物、たまりません!
 
東照宮の方は、、、建物の凄さは言うまでもなく素晴らしい。子供の頃から写真でしか見たことのなかった「鳴き竜」も見れましたし、満足。
 
しかし何に感心したかと言えば、、、日光社寺のビジネスモデル。1300円で様々な建物全てを閲覧できるチケットが入手でき、かつ行く先々で建造物の歴史や背景に関しての説明を聞く事ができるのですが、このお話がいろいろな意味で素晴らしい。いろいろな意味というのは、ありがたいお話の他にきらりと光るビジネスモデル。例えば、、、

輪王寺の三仏堂では鬼門封じのお守りを販売。3,000円也。これは宗教には関係ないものなのでどなたでも購入可能。付属の葉書に家族の名前を書いて返送すると、3年間毎日祈祷をしてくれる。そして3年経ったら連絡をくれて、更新のお勧めが来る。うーむ、Retention Marketing!ちなみに当家でも購入。

さらに、「念珠」を販売。大人だったら「念珠」を持つべきでしょう、ちなみに形見はいけません、これは邪気を払うものなので貸し借りも良くない。また、良い物をもっていてもさらに木製のものをもう一つ持っていると便利ですよ、、、ちなみにこれは宗教は関係ありませんのでどなたでもお持ちになれます、干支で区別しているので。ところで、デパートで販売している物は「数珠」です。あれはあのままでは効果がありません、通常でしたらお寺で数週間のご祈祷が必要で、そして初めて「念珠」となるのです。今でしたらここにある「念珠」は既にご祈祷が済んでおります!!!是非ともご購入を!!!ってなんだか「ジャパネットたかた」みたい。

さらに、干支毎に守ってくれる仏様が違うので、それぞれのお守りを、、、ちなみにこれは一生物でございます、、、と言うのがほぼ全ての建物で絶賛販売中。

ありがたいお話を聞いた後にセールスされるとどうしてもそれっぽく聞こえてきてしまいます。まあ、縁起物なので気分が良ければ買えば良いのですが、なかなかたいしたビジネスモデルだなあ、と感心した次第です。

次は3年後だな。