美とん - 吉祥寺 ☆☆☆

小生の勤務する会社の大先輩が、愛用のオーディオシステムの音を聞かせてくれると言うので西荻窪まで出かけてきました。さすがに熟練のマニアの音、小生のシステムなぞ足元にも及ばない音でした。最近スピーカーセッティングもいじってないので、久しぶりにまたやるか、、、と思っております。細君の目が恐いですが。。。

っと、せっかく西荻窪まで行くのだから、と隣の吉祥寺まで昼食を食べに足を伸ばす事に。吉祥寺。小生が学生の頃住んでいた街です。訪れるのは何年ぶりか、、、働き出してから1度くらいは来たかも知れませんが、いずれにしろ久方ぶり。果たして、いろいろ新しくはなっていたけれど、昔の面影は十分残っておりました。そして本日の目的は「美とん」、学生の頃良く通ったとんかつ屋です。吉祥寺に来るなら絶対に行こう!と決めていた店です。

実は小生の家のとんかつは少し特徴があります。それは肉の周りが玉子焼きになるくらい卵の衣を厚くすること。何のことはない、小生が細君にそうするように注文しているのですが、実はこれは「美とん」のとんかつの特徴。包丁を入れた断面を見ると、ほのかなピンク色の肉と香ばしい色の衣の間に黄色い層があるのです。これが実に美味い。当時はこれが大好物だったのです。
 
さて、「美とん」。店構えも内装も全く昔のまま。実に20年ぶりです。おー。見覚えのあるご主人が黙々ととんかつをあげています。うーん、ご健在でしたか。。。さすがにお話をするような間柄ではないけれど、なんだかとても懐かしい。さて、本日注文したのは「とんかつ定食」。当時は決まってランチでしたが、社会人の小生は堂々と「とんかつ定食」なのです。1350円とちょっと高めです。
待つ事しばし、懐かしいとんかつがやってきました。そうそう、豚汁が美味かった。ここの豚汁には青しそを刻んだのが入っていて香りが豊か。いいですねえ。さて、とんかつ、、、あれ?なんか違う。。。黄色い層がない。。。あの黄色い層がない!うーむ。

うーむ。

まあ、そこそこ美味しいとんかつではあったし、懐かしい気持ちにもなったので申し分はないのですが、小生の記憶にあるとんかつと違ったのがショックでした。思い出はすべて美しいのか、初恋の相手には二度と会わない方が良いのか。あれからずっとお店を守ってこられたご主人には最大限の敬意を払いながらも、あのとんかつはいずこへ。本当は2つだけど、おまけで星3つ☆☆☆。

結局、小生の大好物のとんかつは細君の作るとんかつになっていました。ちゃんちゃん。お後がよろしいようで。


美とん

住所 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-9-10ファミリ-プラザビルB1
TEL 0422-22-8586
営業時間 11:30〜15:00、17:00〜21:00