WallStreet ☆☆☆☆

この映画、日本での公開は1988年、まさにバブル前夜。小生にとってはちょうど就職した年です。今から思えば、この映画を見て金融業界に入った若者も数多かったのだろうなあ、と思います。決して綺麗な話ではないし、ハッピーエンドではちっともないのですが、これから社会に出ようと言う若者にとってはとても魅力的だったに違いありません。そんな時代にそういう業界に強い大学を卒業したにもかかわらず製造業に就職した小生はいったい何を考えていたのだ、、、と思ったりしますが、まあ、結果的にはそれも良かったかと。

Michael DouglasもCharlie Sheenも言ってみれば二世俳優。意図的な否か、不思議な配役、しかも妙にリアル。映像自体はさすがに今見ると古臭さを感じますが、なんとも現実の厳しさと言うか、さすがはOliver Stone監督と言う人はすごいなあ、と思います。

それにしてもあらためて驚いたのはこの映画を、この古い映画を自分が大人になってからリアルタイムで見ていること。しかも、自分自身がChalie SheenではなくMichel Douglasの立場に近くなってしまっていること。うーむ、年はとりたくないなあ。

金融業界に比べればラクな製造業に身をおく小生。とは言え最近はさすがに厳しくなっているので、まだ15年も働かないといけないと思うと少しはペースダウンしなけりゃ体が持たないです。っと、バブルの時代も含めていろいろ昔を思い出したりしてしまった映画です。懐かしさも手伝って星4つ☆☆☆☆。