Delhi出張

とうとう来ました、インド。小生にとっては未知の国、出張を楽しみにしていました。さすがに仕事での出張なので、数ある世界遺産にいけるわけではないけれど、今最も活気がある国の1つ、雰囲気を味わえるだけでも十分です。いざ、インド!

とは言うものの、、、「インドに出張する!」と言うだけで周囲の人間は「ああ、インドですか、、、気をつけてください。。。」。うーむ。確かに出張者の約半数は体を壊して帰国しているのも事実。どんなに気をつけても何かあるらしい。しかし常識的な行動をとっていればお腹をこわす事はないだろう、と思っていたのですが、以下、同行のT氏とN嬢からの警告。

  • お店やお宅訪問で出される水は飲んではいけない。
  • 歯を磨くときもミネラルウォーターを使用する事。シャワーも危険、皮膚から水分を吸収し、体を壊す。
  • ホテルでクリーニングを出してはいけない。洗濯に使用するのは川の水、皆茶色になって帰ってくる。
  • 食事も危ないことが多いので、いざと言うときのカロリーメイトは必須。

二人ともちゃんと消毒用ウエットティッシュを持参。うーむ。そこまでするか、、、っと、小生も急に不安になってトランジットの香港でウエットティッシュと下着類を購入。うーむ、でも本当かなあ。

結論から言うと小生は全く問題ありませんでした。さすがに生水は飲まなかったし、歯磨きはミネラルウォーターを使用しましたが、シャワーも浴びたし、ウエットティッシュであちこち拭きまくったわけではないし、出された食事は綺麗に全部食べました。ちなみに、宿泊したホテルは最高級(といってもインドの物価なので、、、)、食事もかなりちゃんとしたところで頂いたのでかなり楽な出張だったように思います。それでも、同行のT氏はやはり具合が悪くなったようで、、、小生はDelhiから帰国したのですが、T氏とN嬢はそのままKolkataへ。大丈夫だっただろうか。

 

さて、Delhiの街並み。ちゃんとした家屋もありますが、幹線道路の脇にはスラム街も。それからさすがにインドですねえ、人が多い。車線も関係なく車が走り、常に大渋滞。車に混じってリクシャーと呼ばれる三輪タクシーが走り、さらにそこにオートバイが走り、さらにさらにそこに自転車が混じり、さらにさらにさらになんと人が車道を歩き、さらにさらにさらにさらに野良牛がブラブラしている。(本当なんです。野良の牛がいるんです)さらにさらにさらにさらにさらに、なんと象まで歩いている!さすがに象は野良でもなければペットになっているわけでもないようで、通常は「レンタ象」でイベント等の際に借りるようですが。以下、野良牛の証拠写真。象を目撃した時はあまりの驚きに写真を撮るのを忘れてしまいました。(すべて車の中から撮影なのでタイミングを逸すると写真が撮れないのです。)

 

まさに縦横無尽。渋谷の交差点くらいの交差点に信号がないこともあり、まさに大混乱。これは気の強い人でなくては生きていけませんなあ。駐在員の皆様、お疲れ様です。

さて、2つ。話題のTATAのNanoを発見。なぜか電気屋さんの前に止まってました。エアコン、パワステはもちろん、助手席側のバックミラーまで取り去ったコストダウンをし、価格は10万ルピー、約20万円。話によると発表したは良いけれどなかなか大量生産できていないようで、まだ販売してないとのことでした。

 

そして有名な(と言っても小生は知らなかった)Mittal Teas。お茶屋さんです。いろいろなところで紹介されているお店で、駐在員と日本人旅行者の間で非常に有名らしいです。勧められるままにその店で一番高級だと言われたダージリンと小生の好物のアールグレイ、そして冷やして飲むと最高だと言われたマンゴーティーを購入。やはり土地土地の美味しいものを味わうのはたまりませんな。ちなみに帰国後このダージリンティーを飲んでみましたが、確かに美味しい。ダージリン特有の苦味と言うか渋みが強いのですが、甘い香りがする。いやー、たまりませんな。

まあ、そういうわけで無事に帰ってきたインド出張。現地駐在員の方にいろいろお世話になった業務出張だったのでこんなにスムーズに行ったのですが、本当なら個人で来てみたい、と強く思いました。ただ、個人で来るとタクシー1つとっても大変らしいですからなかなか実現しないでしょうけれど。

また出張の機会があるといいな。。。