椿三十郎 ☆☆☆

休みも4日目。そこそこ規則正しい生活をして体調が良くなって来るのを感じます。

日本でパッケージメディアが売れないのは良質のコンテンツを無料で大量に供給しているからだと思います。んで、本日はテレビにて織田裕二の「椿三十郎」を観ました。なかなか面白い。

不勉強にて黒澤作品を見てないのですが、織田裕二椿三十郎はまさに三船敏郎の趣。しかし単にまねているように見えないのは織田裕二の俳優としての実力なのでしょうか。いづれにしろシリアスな面とコミカルな面をうまく演じていたように思います。豊川悦司はなんだか根津甚八みたいでかっこいい(ちょっと声が高すぎるような気がしたけど)。周りの若侍はちょっと騒がし過ぎと思いましたが、対照として必要なのでしょう。茶室の三悪人も、大目付も、、、っと、気がついてみると殆どの俳優を知っている。うーむ、小生も歳をとったか、と改めて気がつきました。個人的にはちょっと中村玉緒さんの伽羅が必要以上にスローだったと思いますが、あれも意図的なのでしょうか。

いずれにしろ黒澤作品を観てみたいと思わせる出来でした、、、と思うと言う事はやはり黒澤明には勝てていないと言う事なのかもしれません。結構楽しめたけど黒澤作品との比較が出来ていないので星三つ☆☆☆。