Fuhrgassl-Huber - Vienna ☆☆☆☆★

今回初めてViennaのofficeを訪ねたのですが、とても歓迎され、とっておきのレストランに連れて行ってもらいました。とは言っても別に高いレストランと言うわけではなく、郊外にある旅行者向けではない本格的オーストリア料理の店。オーストリアはワインが有名ですが、日の長い夏の日は早く退社し、家族で揃ってこういうレストランの葡萄棚の下で夕日を見ながらゆっくり夕食をとるのだそうです。そんな話を聞くと日本と言う国がいかにあくせくしているかがわかります。なんともうらやましい話です。
 
さて、このレストラン、Fuhrgassl-Huber、なんと読むかわかりませんが、とにかくすばらしいレストランでした。注文は現地の人にお願いしてしまったのですが、本来は写真のデリカテッセンのようなところで食べたいものを選んで注文するらしい。

さて、料理。小生、オーストリア国民、そしてドイツ南部にお住まいの皆様に謝罪しなければなりません。十把一絡げに「ドイツ語圏の料理は単調でまずいものが多い」などと思っていた私は間違いでした。オーストリアは料理が美味しい。確かに基本はドイツ料理っぽいですが、格段に油が少なく、軽い。また、イタリア料理のようにアーティチョークやらピーマンのマリネやら、野菜が多い。そしてWiener Schnitzel(ヴィーナー シュニッツェル、ウイーン風カツレツ)!!とんかつの祖先なのかもしれませんが、美味しい!一緒に出てきたズッキーニやらナスのシュニッツェルも美味しい!感動モノです。やはり本物は違います。揚げてあるのに軽くてサクサクしていて、衣に少しだけ味がついていて肉や野菜の甘みが強調されている。まあ、講釈はこの辺にして、写真。
 

ところで一同目を白黒させながら食べていると、アコーデオンとバイオリンを抱えたおじさんが2人寄って来た。リクエストをすると何でも弾いてくれるらしい。ふーむ、と皆で何をリクエストするかぁ、と考えていると、向こうからそれぞれの国の曲を弾いてくれると言う。まずは相棒のギリシャ人から、、、にこやかなおじさん二人が引き出してからもしばしキョトンとしていたギリシャ人、突然「おお」と叫んで一緒に歌い始めた。どうやら民謡のようなものらしい。次はトルコ系ドイツ人。これもトルコの曲。「おお!」と同じように腕を振って歌い始めた。いやはや、これは面白い。さて次は日本人、、、同行のW辺君には「上を向いて歩こう」。やるなあ。これは小生が歌ってしまいました。そしてアイルランド人にも、イギリス人にも、、、さて、次は難しいぞ、再び日本人のM山君。おじさん達、何で来るかと思えば「さくら」。やるなあ。その後ドイツ人が続いて、小生の番。ふふふ、日本の曲を3曲はつらいだろう、と思ったら、「ドレミの歌」。ん、良く考えたらそれって日本の曲じゃないんじゃない?まあ、いいっか。と、良く考えたらこのレストラン、十分観光客向けではないか!

これを後で読むだろう細君の目が恐い。。。すみません、美味しいもの、食べましたぁ!出張なのに、楽しんじゃいましたぁ!


Fuhrgassl-Huber
1190 Wien, Neustift am Walde 68
TEL 440 14 05