The Tempest - Royal Shakespeare Company

本日、LondonのNovello Theatreまで、Royal Shakespeare CompanyのThe Tempestを観に行って来ました。
以前にStratford-upon-Avonを訪れた際に、Patrick StewartがThe Tempestをやっているのを知り、駐英中にいつかは、、、と思っていたのですが、実はあの直後にしっかりと半年後の公演のチケットを購入していたのでした。
 
いやー、感動モノでした。我々の席は1階の前から5番目ど真ん中。あのCaptain Piacard、もといPatrick Stewartが目の前に立っていました。Star TrekのThe Next GenerationでもShakespeare調のepisodeは幾度となくあったのですが、今回は正真正銘のShakespeare劇。すばらしいの一言です。鳥肌が立ちました。

しかし、、、残念だったのは英語が全くわからない。今回は、耳の不自由な方用のキャプションを出してくれる公演を選んであったのですが、いきなりThouとかTheeとかが出てきて「ん?」となった瞬間に会話は進む。多少耳が慣れてきてThou/Thee攻撃をかわせるようになっても、今度は何を言っているかわかっても意味が良くわからない。The Tempestはかなり難しいとは聞いていましたが、やっぱり難しかった。前もって日本語訳を読んでストーリーは理解してあったので、最後の方はもう諦めて、英語の音を楽しむ位の感覚で観てました。

最後にちょっとハプニング。劇の終了直前に、Patrick Stewart扮するProsperoが魔法の杖を燃え盛る小屋の中に投げ込むシーンがあるのですが、なんとPatrick Stewartがこれに失敗、小屋の入り口にぶつかった魔法の杖は跳ね返って彼の足元へ戻ってきてしまいました。足元に転がった杖をにらみつける彼。観客は彼がどうこれを処理するのか、固唾を呑んで見守っている、、、そのうちザワザワと密かな笑い声まで。その観客を悠然の見渡し、再び杖をにらみつけるPatrick Stewart。すると突然杖を蹴飛ばし、物陰に追いやってしまいました。そこでここでの決め台詞。「今や私の魔法はことごとく破れ、残るは我が身の微々たる力ばかり。」ここで観客は大爆笑。魔法の力がなくなったって、蹴っ飛ばしただけじゃん、そこにあるじゃん。いやはや、しかし一流の俳優は違います。こういった失敗さえも画になります。

観劇の後はCovent Gardenで一服。小生はお決まりのクリームティーです。観光客向けなのか、スコーンがしっとりしすぎていてぶどうパンのようで物足りない。やっぱりスコーンはボソボソしてないとなあ。
 
ブラブラしているとBanksyの写真発見。あっちこっちからいろんなネタを仕入れてくる細君から聞いて興味を持っていたので早速購入。また、Covent Gardenにはいろんな大道芸人がいます。この人は、、、歩く人をとまって演じている人。
 


ということで、久々に充実した一日。実は今回は息子達はH山家に預かっていただいていたので、かなりゆっくり楽しむことが出来ました。>H山家、どうもお世話になりました。ついでに夕食まで頂き、恐縮でした。この次は当家においでくださいませ。。。