英国 Secondary Schoolへの道 その10

本日、2校目、当家長男にとって本命の学校の試験です。
科目はEnglish(英語)、Math(算数)、Verbal Reasoning(言葉を使った知能テストのようなもの。文字の入れ替えとかで言葉を作る等)、Non Verbal Reasoning(文字ではなく、図形で問う知能テストみたいなもの。)、そして面接です。

例によって長男はいたって落ち着いており、昨日の晩も8時過ぎには就寝、ぐっすりと寝ていました。本当に大丈夫なんだろうか。実力的には決して安穏としていられるはずはなく、本当にギリギリのはずなんですが、これも性格か。ただし今回は前回と違ってかなり態度も前向き、自分から進んで荷造りするなど積極的なのは本人も今回が本番であることを認識しているのでしょう。

しかし、つくづく思うのは彼が不利であると言うこと。面接試験の練習を学校でもしているらしいので家でも練習するのですが、小生自身こちらの面接の勘所がわからない。さすがに足を組むのは適切ではないにしても、日本の常識ほど悪いこととされているは思えませんし、だいたいからどんな受け答えが良しとされるのかわからない。例えば、「自分を3つの短い言葉で表現してください」という質問に対して、その返答は個性的である事が良いのか的確であることが良いのか、それとも謙虚であるべきなのかがわからない。まあ、これは私のキャラかもしれませんが、個性的であることが一番と思うので変な指導はせず、彼の自分の意見である「Short、friendly and jolly」をちゃんと言えるように練習しました。(まず「チビ」から入るところが肝。でも「jolly=愉快な、陽気な」なんてぇ言葉、小生は生涯使ったことはありませんぜ)それからもう一つ、当然と言えば当然ながら、受け答えは文法的に正しく行う必要があり、単なる「Yes」は答えとして不完全であるとのこと。返事と言うのは反射的なものなので、これは普段から矯正すべきなのですが、彼は家では日本語で生活しています。こういったことはなかなか我々では対応できません。親として申し訳ないなぁと思いつつも、そればっかりは仕方がない。
さらに一番きついのがVerval Reasoningのテスト。以下、例題。

*以下の左の言葉から一文字を右の言葉に移して別な2つの言葉を造りなさい。
TEAR NOT
(答え)TAR NOTE

*次の文章の中に、4文字から成る言葉が隠されています。それぞれ前の言葉の終わりと次の言葉の始まりを使っています。その言葉を見つけなさい。
They saw that all the cake was gone.
 (答え)tall (They saw that all the cake was gone.)

こんな感じです。むちゃくちゃ難しいわけではないのですが、これは英語を第2外国語にしている人間にはつらい、言葉に対する反射神経を問う問題です。(その意味ではおそらく長男の方が小生より優れていると思われる。)

まあ、とにかく、基本的には試験と言うのはその学校に入ってもやっていけるかどうかを見るわけで、付け焼刃の対策で試験に合格しても苦労するのは本人。根本的に試験=お見合いであると思えば、不合格ならそれは「縁がなかったことで、、、」にしか過ぎないし、それで人生が終わるわけではないし、とイライラ・ヤキモキしつつもあまり心配もしてない小生。思えばそれが長男にも遺伝しているのかもしれません。

さて、結果は今月末にわかります。小生が書くのをやめたら、察してください。。。