Yuletide Lunch

英語と米語はやはり違うと思う場面が多々あります。英語を母国語とした人々がある程度安定した社会で歴史を重ねてくれば、やはり当然ながら奥が深くなります。米語というのは英語を母国語としない人たちが共通でわかる言語として発展してきたのか、すべて簡略化されている気がします。中国語で言えば繁体字簡体字くらい違うのではないでしょうか。

過日職場のみんなと昼食を取っている際に、イギリス人が「イギリスの会社ではクリスマスランチを取るのが恒例である。通常皆でパブに出かけ、3時間くらいかけてランチを取るのだ」というので、ふむ、ならばそうしようではないか、、、ということで本日は小生のチームのメンバー(残念ながら一人欠席)で、職場近くのパブにクリスマスランチに出かけました。

日本で「パブ」と聞くと「イギリス版居酒屋」「立ち飲み専用泡の立たない生ぬるいビールを出すカウンターバー」のようなイメージがありますが、実際は少々違います。当然そういったパブもありますが、郊外にあるパブはどちらかというと「アルコールも出すファミリーレストラン」。昼も夜も子供が多く、むしろ食事中心なのではないかと思えるくらいです。(その食事を通称パブ飯、と日本人は呼ぶ)本日はクリスマスが近いためか、老若男女、非常に混んでおりました。以下、写真。
イギリス版クリスマスクラッカーと私の注文したラム肉のステーキ。
 
これまたイギリス版プディングとクラッカーから出てきた王冠をかぶるメンバー。
 
このプディング、、、日本のプリンもここから来ていると思われますが、もともと船乗りの保存食として始まったものらしく、通常は何年も前に作って保存しておくものらしいです。食べる時にはブランデーをかけて火をつけて食べるんだとか。かなり独特な味で、うちに2人いるイギリス人は2人とも嫌いだといっていました。(私は結構好きでしたけど)

冒頭の話とまったく違う話の展開になりましたが、今回この会を催したイギリス人の案内メールが表題の言葉、「Yuletide Lunch」。思わず辞書を引きました、、、クリスマスランチをかしこまって表現する場合の言い方らしいです。「ゆーるたいど」、、、今まで聞いたこともない単語でした。

クリスマス休暇までもう少し、です。