KillBill Vol.2 ☆☆☆★

HiroS2006-09-29

海外で野球帽(この言い方は古いか)のおでこのマークのところに「人」とか漢字一文字が書いてあるのがたまにありますが、そんな映画でした。

小生、Vol.1は非常に楽しみにしておりまして、映画館で見ました。内容は、うーん、映画館で見る映画じゃないなあ、とこれまでVol.2を見なかったんですが、、、とうとう本日鑑賞と相成りました。まあ、一部の人にとってはとてもくだらない残酷映画かもしれませんが、いろいろな背景を知るとなかなか興味深い映画です。(Wikipediaから抜粋引用)

  • タランティーノ監督はビデオレンタル屋の店員で、いろいろな映画を見ながら脚本を書いて監督となった人である。
  • 本作はもともと故深作欣司監督千葉真一と共同監督の予定だった。(同監督死去のため単独監督)
  • ルーシー・リュー演じる「オーレン・イシイ」のアニメ部分はProduction I.G.製作である。
  • 本来は一編の長編映画だったが、長すぎたためVo.1とVo.2になった。Vol.2の製作が伸びたのはUma Thurmanが途中で妊娠したため。
  • 栗山千明演ずる変な女子高生はバトルロワイヤルからのシーンを模している。
  • テーマ曲の新・仁義なき戦いは布袋寅彦製作。新曲を作る話もあったがタランティーノがoriginalの曲の使用を希望した。
  • エンディングの曲は梶芽衣子はVol.1は「修羅の花」、Vol.2は「怨み節」。

この監督、本当に映画好きなんですね、というか、マニアです。その他、日本人としては、目を覆いたくなるシーンがたくさんありますが、「外人の目から見た日本」を漫画的に描写していると思えば、我慢できる。Lucy Liuの日本語はいただけませんが、まあ、我慢。あくまでこれは漫画です。Vo.1はかなり残酷でしたが、Vo.2はそうでもありませんし、むしろJapanimetionを外人使って実写で製作していると思ってみればとても面白く感じます。この見方は日本人にしか出来ないはず。でも、これだけでも十分マニアックな映画か。。。

ちなみにUma Thurmanですが、IQは160だそうです。お父さんはチベット仏教学のコロンビア大学教授、お母さんはスウェーデン人の精神科医。(だからProducersでスウェーデン人の役をやってるんですね)Umaと言う名前もチベット仏教の宗派からきているらしい。

外人による、日本の仁侠映画の独自解釈。なんで野球帽のマークに漢字を使うんだ、と思いますが、見方を変えればちょっと変わったマーク、意味さえわからなければいいデザインかもしれない。この映画、かなり好みが分かれると思います。マニアックな私は☆☆☆★で星3つ半。