Rhodes島7日目

昨日は文字通り何にもしないで海辺で寝転んでおりました。そして考えた、、、エーゲ海にいるのに小さな島に行ってない!別に行かなくてもいいし、それは贅沢というものなんですが、早速近くのChalki島へのツアーに申し込んだのでした。Chalki島はハルキ島と読み、村上春樹が自分と同じ名前にひかれて行ったとか、、、何にもない島らしいのですが、ひなびた雰囲気と美しい海でこれぞエーゲ海に浮かぶ小島!と楽しみにしておりました。(このエピソード、「遠い太鼓」からだそうです。)

そして今朝。7時15分に来るはずのツアーバスは待てど暮らせど来ない。痺れを切らしてhelpdeskに電話してみるとなんと強風のためツアーがキャンセルになったと!うーん、残念。ということで、本日も何もしないで、クターっとしておりました。

そこまでクターっとしていると夕食くらいは気合を入れよう!ということで旧市街までタクシーを飛ばし、かねてから気になっていたレストランを目指すことに。そのレストランとはPalermo、とあるGreece fanの方のweb siteで見つけたレストランです。ここの紹介文を見るといかにもうまそう、、これは期待できる!ということでグズる次男をあやしながらなんとか住所までたどり着きました。が!ない、、、なくなっておりました。。。なんかいやな予感もあったんだよな。。。とにかく、全く違ったレストランに変わっておりました。

となれば、、ということで次に目指したのが地球の歩き方に載っていたレストラン、Taverna Kostas。地球の歩き方って、大体当てにならないのでいつもこの本に載っているレストランだけは避けるようにしてました。しかし、このお店、繁華街からかなり遠いところにある。さらに店の前の掲示板にいろいろな言語のメッセージ。日本語でも当然のようにあり、どれもかなり満足げです。うむ、ここにしよう、、、と店に入るが誰もいない。「誰かいませんかぁー」と声をかけること5分程度?やっと人の良さそうなおじいさんがエプロンを掛けつつ出てきて「すまないねまたしたねどうぞどうぞ」みたいな感じで中に誘う。誘われるままに入ってみると、、、結構汚い。テーブルの上は砂埃だらけだし、数匹の猫がテーブルの上を行ったり来たり。厨房にもこれから火を入れる感じ、、こんなのでうまいものが食えるんだろうか、、失敗したか。。。しかしあまりに人なつっこいおじいさん「男の子二人かうちもそうなんだよねうちはもうこんなに大きいけど片方は犬の訓練してるんだよねもう片方は夜手伝ってくれるんだよいいねかわいいね」みたいな話をする。まあ、いいか、、と片端からギリシャ料理を頼む。グリークサラダ、サガラキ、スブラキ、カラマリ、ムサカ、ここまで来ておじいさんは「うんよく注文してくれた今日は新鮮なんだよすごいんだよおいしいんだよ」そっ、そっか。うまいのか。ここで次男が「ミートボール、、、」とつぶやくとおじいさんが「うんうんわかったよミートボールだねちゃんとつくってあげるからね」と追加される。

なぜかだんだんお客が増えてくる。ここ、やはり有名なのかぁ?それにしてもこれだけの人の料理、1人で出来るんだろうか。。。っと待つことしばし。以下、左上から順番に店構え、サガラキ、ミートボールと添え物のドリアみたいなご飯、そしてムサカ。

 
 

いやー、参りました。うまい。このおじさん、タダモノではない。あまり行かないかもしれないけど、Rhodes島においでの際にはこのお店、お勧めです。安くてうまい。これだけ注文しておなか一杯で4人で53ユーロ。観光客価格かもしれないけど、値段だけはあります。ちなみにスブラキとミートボールが残っちゃったんですが、それを見たおじいさんは「あらら残ちゃったねちゃんと持って帰ろうね子供たち後でおなかすくかもしれないからね」と半ば強制的にお持ち帰りを促す。タッパーでもくれるのかと思ったら持って来てくれたのはビニール袋とアルミホイル。うーん、おじいさん、おいしかったけど、おなか一杯だし、これ明日の朝食べると思えないんだけど、、、まあ、持って帰りました。

というわけで、クターっと一日の締めくくりはおいしくて安いギリシャ料理で、締め。めでたしめでたし。