King Kong ☆☆★

HiroS2006-05-03

実は私はものすごい映画好きだったりします。映画にはまったのは大学生のことでしょうか。戦艦ポチョムキンから始まって古典と言われる映画は片っ端からみて、ヒッチコックからトリュフォー、ヌーベルバーグからSFへ。そして今、目の前にいったい何タイトルあるかわからないDVDの山があります。Star TrekのBox物も入れるとDVDの300枚チェンジャーを2台使用しても入りきらなかったので、ディスクの枚数では600枚を超えてると思います。

しかし、、、最近映画を見ていない。映画を見るのは日本への出張時の飛行機の中、もしくはついた当日の夜にホテルにある映画館でみるのが楽しみ。(そのためにわざわざそのホテルに宿泊するくらいですから)あとはたまに購入するDVDなんですが、なぜか最近見てない。あまり面白そうと思える映画がないんですね。。。ということでこのブログにも映画評を書いてない。

それでも久しぶりに見たのが、King Kong。せっかくですから今回から映画評を書くことにします。まあGadzillaとLost Worldを足して2で割ったような感じ、ただちょっとした工夫でGodzillaよりはましになったかな、と言う感じか。時代を1900年代前半にしたのが成功してますね。Godzillaが大失敗だったのは舞台を現代にしたこと。あまりに現実離れしていてつまらなかった。King Kongは過去にしたことで何でも許せちゃう。いきなりステルスでKing Kongを攻撃したら一撃で終わってしまうでしょうし、もしそうでなければあまりにも現実離れしすぎてしまう。(まさにGodzillaがそうだったと思います。Godzillaをおびき寄せるのにマグロはねぇだろー)まさに絶叫女優のNaomi Wattsははまり役でしたが、期待以上でも以下でもない。もうちょっとKing KongとNaomi Wattsが分かり合う部分の描写があっても良かったか。終わりの方の池のシーンは良かったですね。そのシーンで救われた感じがしました。

映画ですから楽しくなければならない。ただ悲しいだけの映画はつまらないし、見た後に考えさせるもののない映画もつまらない。どうせ何も残らないなら思い切り笑いたい。その意味ではKing Kongは何も残らなかったな、、、本来なら星二つ、ただ時代設定と期待通りのNaomi Wattsと戯れるシーンのKing Kongで救われて星三つ。ただどうしても納得のいかない脚本家とNaomi Wattsの関係に星半分マイナスで、星二つと半分というところのKing Kongでした。