Occupied Japanの人形

もう10年前になりますが、アメリ東海岸に住んでおりました。当時仲良くさせていただいた方々の中にデザイナー(夫)と画家(妻)という夫婦がいたのですが、彼らの影響で骨董品を蒐集の真似事をしていました。時折催される骨董品市を訪ねてはガラクタ同然のものを買いあさっておりました。その中でいまだに気に入っておりますのがこれらです。終戦直後のご婦人を模した瀬戸物二つ。
 
後ろにはMade in Occupied Japanと入っていますように、占領下の日本で作られ、外貨獲得のために輸出されたものです。(昭和22年から26年の間らしいです)実際はこの時期ものは質が悪く、人形としてはあまり価値がないらしいのですが、そうは言っても独特な雰囲気が伝わってきませんか?
ちなみに彼らは今日本にいるはずなんですが、アメリカに住んでいるときも英国に骨董品買出しに来てました。その英国に住んでいる私、、、うーん、また少し探してみようかな。