The Day The Earth Stood Still ☆☆☆★

Keanu Reevesと言う俳優さんは好きです。いろいろ複雑な人生を送られているようですが、独特の雰囲気がいいです。
そのKeanu Reevesが演じる地球外生命体。その独特な雰囲気、さらにはどうしても引きずってしまうMatrixのNeoのイメージも相まって、なんだかとても説得力があります。

映画のテーマは地球環境を破壊し続ける人間への戒めなのですが、この映画を見ているうちにとある先輩の言葉を思い出しました。「エコだと言って地球環境に良いだろうという事をやろうしているが、それはまやかしだだ。それは地球に良いのではなくて人間に良い環境を作ろうとしているだけだ。地球にとっては人間なんて寄生虫に過ぎない」。これは結構インパクトのある考え方で、まさに我々は地球に住まわせてもらっている事を意識しないといけないな、と思います。

地球は多少の事が起こっても痛くも痒くもないのでしょうが、自分達の子孫が出来るだけ長く棲めるような環境を維持したいものです。Keanu Reevesが「あの教授が人間は窮地に立つと変われると言っていたが、本当だ。」と言って地球破壊をやめる最後のシーンが印象的、果たして人間は変われるのか、、、といつになく真面目に考えてしまいました。

1951年のオリジナル版では冷戦や核戦争がテーマになっていたそうですが、現代では戦争より環境破壊の方が手ごわい問題なのですね。ちょっといろいろ考えてしまったので星3つ半☆☆☆★。