Public Enemies ☆☆☆★

久々の飛行機の中の映画館です。一つ目はJohnny Deppの"Public Enemies"。John Herbert Dillinger Jr.の話です。このJohn Dillingerと言う人、所謂禁酒法時代の犯罪者。名前だけは知っていましたが、Al Caponeと同時代の人ですが、所謂悪党と言うより義賊と言うべき人だそうです。

この映画はそのJohn Dillingerの半生を描いたものですが、結構事実に基づいて作っている模様。最後に射殺される場面も3発あたったうちの一発は「首の後ろから入って右目の下に貫通した」ことを忠実に再現してました。なかなかリアルです。あと、"the lady in red(赤いドレスの女)"が「自分を破滅に導く女」と言う意味に使われているのは彼が射殺されるように手引きした女が目立つように着ていた赤いドレスが由来らしいし、捜査官を示す"G-men"と言う言葉も、彼が捕まる前に"Don't shoot, G-men (=gentlemen)"と言ったのが最初とか。(注:Machine Gun Kellyが叫んだのが最初と言う説もあるらしい)まあ、それはそれとして、やっぱりこの時代は画になるというか、ちょっと格好いい時代でしたね。(実際は大変だったと思いますけど)

それにしてもJohnny Deppと言う役者は天才的です。Pirates of Caribbeanに出ていた時とは全く別人。あくまで格好良く、John Dillinger本人なのではないか、と錯覚するほど。凄い役者ですねえ。映画を見た後、気分は禁酒法時代になってしまえる映画です。結構好きだなの星3つ半☆☆☆★。