鯵のひらき

小生、週末くらいしか家で夕食を食べません。となると自然と週末の夕食はイベント化し、「カレー」とか「鍋」とか「焼肉」とか「刺身」になってしまいます。これではいかん、たまには正統的な日本の夕食を食べなければ、、、っと、今晩の夕食は「鯵のひらき」するぞ!と気合を入れて夕食の買い物をしに大森のイトーヨーカ堂へ。

鯵のひらき、実は最も美味しい魚とその食べ方ではないかと思うのです。干物なのに脂がたっぷり、塩味も絶妙で、うまみの塊になっている。うーむ、これに温かい白米と味噌汁があれば何もいならない、究極のニッポンの夕食。(いや、朝食でもいいですが。。。)

さてイトーヨーカ堂。普段は素通りしてしまう、発泡スチロールのパックで販売していない魚屋さんに向かう。あるある、様々な魚の干物。「すいません、どれがお勧めでしょう?」初めから鯵!と決めているにもかかわらず、一応聞いてみるのも作法か。今日はサバが良いらしく、試食させてくれる。おー、これも美味い。サバも美味しいのとまずいのとの差が激しいですね。今日は確かに美味しい。頂きましょう。「後はどれでしょう?」初めから鯵!と言ってくれれば良いのですが、もう一度聞く。なんでもイボ鯛が美味しいらしい。これも試食、、、うーん、ちょっともう少し脂が欲しいかな。あら、エボ鯛もある。ありゃ、この2つって違うもの?っと、その隣には鯵のひらきが。「鯵はどうですか?」仕方なしに聞いてみるとそりゃ美味いですよ、との事。「そりゃ」の意味は、、、なんと1匹498円也。うひゃあ、高い。逆に言うと期待できそうだ。。。っと、迷わず鯵を購入。

ちょっとリッチな気分でいつもの魚売り場を通りすがりに見ると、白い発泡スチロールに寝ている鯵のひらきは3匹で298円。

うーむ。5倍の値段か。。。

まあ、それだけ美味しいんだろうな。しかし考えてみると刺身やら牛肉で贅沢するのと比べたらずいぶん安い。一食は一食だし、おまけに体に良いドコサヘキサエン酸が摂取できる。っと、変な納得をして帰宅。

さて、果たしてお味の方は、、、美味いです。確かに高いけど、それだけの価値はある。久々に美味しい魚を食べました。子供達も完食。たまにしてみるささやかな贅沢。美味い牛肉を買うのだったら、思い切り贅沢した干物を購入する事をお勧めします。

でも、鯵のひらきって、小生の子供の頃は庶民の魚だったような気がするのだけどなあ。