Dreamgirls ☆☆☆☆★

うーん、that's entertainment!今年見た映画で一番面白かったかもしれません。The Supremesの誕生秘話からインスパイアされた話です。小生、The SupremesもDiana Rossもあまり聞いたことはありませんが、この映画をきっかけに俄然興味がわいてきました。
話自体は良くある話、、、単純な起承転結で、それほど特別興味深いストーリーではないと思います。快進撃の後に訪れる軋轢、挫折。そして復活、成功。まあ、いかにもアメリカ映画ですね。しかしながらものすごいのが俳優陣の演技。Eddie Murphyはエンターテインメントの才能の塊ですね、歌を歌わせてもあれだけうまいとは驚き。Beyonce、、、いろいろな人が言ってますが、物語の中盤までは本当に地味な田舎娘ですが、途中から圧倒的な存在感。Dream GirlsってBeyonceのアイドル映画だよね、、、という程度の認識で観ていると序盤はBeyonceが目立ってなくて拍子抜けします。しかし最後はしっかり真ん中で主張していながら、しかもただのアイドル映画に成り下がってない。考えてみるとThe SupremesとDisteny Child、Diana RossBeyonce、両方とも重なってきますね。ただ一番の違いはどうしても自分が中心でないと我慢できないDiana Rossと引くことによって目立つことを知っているBeyonceか。そしてアカデミー賞助演女優賞のJennifer Hudson。この人、本当に新人なんだろうか、、、オーディション番組のアメリカンアイドル出身だそうですが、実はこの人が主演だったのではないか、と思わせるくらい。Jamie Foxx、Eddie MurphyBeyonceという豪華なキャストを向こうに回しながら互角以上に張り合っています。とにかく演技も歌もすごい!中盤のJamie Foxxと別れるシーンで歌っているところなんざぁ、鳥肌もんです。いやー、才能のある人っているんですね。

久しぶりにもう1回観たいな、と思える映画です。素顔のBeyonceがあまりにも可愛く、ただ化粧すると別人に化けるという、、、女性は怖いけど魅力的ということをあらためて認識、でちょっと甘めの星4つ半。☆☆☆☆★。