ノイズキャンセリングヘッドホン

JALANAビジネスクラスに乗ると「ノイズキャンセリングヘッドホン」を貸してくれます。これは、ヘッドホンにマイクロフォンが付いていて、周囲の音(機内の場合は飛行機のエンジン音等)をマイクで拾い、その波長の逆相を掛け合わせることによってある一定の周波数の騒音をかき消してくれるというものです。民生用としては1995年にソニーが初めて商品化し、アメリカでは$200くらいで売っていました。耳に入れるタイプのもの(MDR-NC10)と通常のヘッドホンタイプ(MDR-NC20)の2種類があったのですが、特にNC10はその形状から密閉度が高く、松任谷由美がコンサートで使用したのは有名な話です。(形が気に入ったらしく、ノイズキャンセリングの回路は使わなかったらしい。って業界人でも知らないか。。。)MDR-NC10はこれです。

このノイズキャンセリングヘッドホン、使い慣れると結構手放せないもので、小生はソニーのMDR-NC22を使用しています。実はこれで3台目。前述のNC10は高くて手が出なかったのですが、その後継のNC11、NC11A、さらに現行のNC22と使用しています。他にも性能の良いものはあるらしいのですが、値段が手ごろなのとしたまま寝れるので愛用しています。NC22は回路部分も小さくなり、非常に使い心地も良い。

っと、今回JALではBoseのQuietComfort2を貸し出していました。最近ちらほらと機内で使用している人を見るようになったので、非常に興味を持っていました。このヘッドホン、評判も良いらしいのですが、値段も高い。4万円です。でかいし、さぞかし良いに違いない、、、早速我が愛機NC22と比較。

 

音:QuietComfort2の勝ち

  • ドライバの大きさも違うので。でも機内で聞いている分には、あまり差がわからない。

ノイズキャンセリングの程度:QuietComfort2、かなあ。

  • QC2は「シャー」というホワイトノイズが小さいが周囲の音の高い周波数があまり消えない。
  • NC22はホワイトノイズが大きい。ただし、形状に助けられて周囲の音はかなり低減される。

装着感:NC22の勝ち

  • QuietComfort2は良いが、これをしていると寝れない。眼鏡をしている小生には非常に不便。

携帯性:NC22の勝ち

  • QuietComfort2みたいな大きいもの、持って歩くのは、、、なあ。

値段:NC22の勝ち

  • ヘッドホンに4万円は出さない、、、なあ。

つうことで、どう考えてもNC22の勝ち。QuietComfort2の性能でNC22の形状だったら良いとは思いますが、個人的にはQuietComfort2は、、、ですねぇ。。。