All the King's Men ☆☆☆

最近、(仕事柄?)映画をまとめてみたので一気に書きます。なんか、最近良いのがなあ。。。


反体制派の素人が知事に当選、その後堕落していく政治家の話です。1949年にアカデミー賞を受賞した映画のリメイクだそうですが、今回は超有名な俳優ばかりを配した作品ながら興行的には大失敗だったらしく、作品としての評価も低いようです。ものすごく良い話だし、ショーン・ペンの熱演はすごい。ジュード・ロウもいいし、面白くなくはない。しかし、、、物足りない、もっともっと良くなるはず。なんだかもったいないような気がしました。素朴な役人が、どんな過程を経て堕落した政治家になったのか、その過程中心に描いた方が良かったのではないかと思います。おそらく前作の出来がとても良いのでしょう、その評価はそのオリジナルと比較してのものなのかもしれません。本作ではその過程よりその状態になってしまった彼を取り巻く人たちの人間模様、さらにはジュード・ロウ恋物語も含むなど、ちょっと内容が多すぎるような気がしました。しかしながら前作を見ていない小生はそれなりに楽しめました。過日見たMan of the Yearの最後の台詞「政治家とオムツは同じ理由で頻繁に変えなければならない」本当にそうですね。。。

でも、タイタニックに出ていたケイト・ウィンスレットも大人(というかおばさん?)になりましたねぇ。っと、変な感想だけが残ってしまった映画でした。